BLOG
ブログ
design
2021年の流行色を取り入れよう
こんにちは。ティウェブインターンの井上です。
いよいよ2021年が始まりましたが、その2021年の流行色(トレンドカラー)が昨年末12月に発表されています。
日本では流行色の発信源として、主に2つの組織があげられます。
- PANTONE社:世界的な見本帳のメーカー
- 流行色協会(JAFCA):国際流行色委員会の動向をもとに国内市場向けに選定する組織
早速ですが、2021年の流行色を見ていきましょう!
PANTONE: イルミネイティング (Illuminating)
暗く沈みがちな世情に対し希望や、解放的な明るさを持つことを示してくれるイルミネイティングが選ばれました。
流行色とは予測ではなく、こういったメッセージ性のあるものなのですね。確かに今年を明るくしてくれるような色ですね。
PANTONE: アルティメット・グレイ (Ultimate Gray)
活き活きとした黄色に対し、落ち着いたグレー、アルティメットグレーが選ばれました。
「時の試練に耐える」という意味があるそうです。デザインや色とは、直感的なようで論理的でもあるのですね。勉強になります。
日本流行色協会(JAFCA) :ゼロホワイト(Zero White)
こちらは 「ゼロから考える」「知性」「清潔」を表す ゼロホワイトが選ばれました。
前向きな「ゼロ」です。何物にも染まっていない、始まりの白です。ニューノーマルという言葉がよく聞かれるようになりましたが、これまでの慣習を脱し、新しい考え方、暮らし、働き方が始まるのが、今年2021年なのですね。
流行色を使いこなす・・・
流行色が分かったところで、実際に取り入れてみるには、合わせる色味がどんなものかわからない、イメージできない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はテーマに沿って、おすすめの配色パターンをご紹介いたします。
◆ イルミネイティング
psychedelic(サイケデリック)
目に飛び込むような明るさと、また同系色により境界が曖昧に浮かび上がるこの組み合わせは、焦点を虚ろにさせるような陶酔感を与えます。多用は難しいですが、アクセントに取り入てみるのは、楽しい印象を与えられそうです。
vivid(ビビッド)
黄色は活き活きとした印象の反面、幼いイメージにもなります。少しだけトーンを落とした色を組み合わせると、配色としての鮮明さは残しつつ、 ただ明るいだけの印象にはなりませんね。
◆ アルティメット・グレイ
authentic (オーセンティック)
主張の少ない灰色は流行り廃りとは関係なく、落ち着いた雰囲気を静かに印象づけます。紳士のスーツの装いのような、シンプルで 伝統的なこれらの色の組み合わせは、決して「古臭くさいもの」ではありません。
earth (アース)
灰色は自然界に岩石や灰、土の色として存在し、目に刺激のない色、落ち着いた色として、日本人では衣服にも多く取り入れられる色です。同様に森林をイメージさせる深い緑色との組み合わせは、最近のインテリアのパターンとして多く見受けられます。
◆ ゼロホワイト
tricolore (トリコロール)
フランス国旗に代表される、白、赤、青のベーシックな配色。配分によっては力強さや、爽やかさというように印象も変化します。一番まとまるのは、均等か白の配分が多い時で、白の本領がここにあります。
北欧テキスタイル
淡い色にも溶け込む白色は、同じように優しい印象にも変化します。まだまだ変化の激しそうな2021年、柔軟に何色にも染まることができる白にあやかりたいものです。家の中や身の周りに白に合わせた淡い色を取り入れ、安らげる環境を作ってみるのはいかがでしょうか?
◆ 2021年流行色
PANTONは2色を今年の流行色として発表しました。この2色によって辛抱強さと高揚感、強さと希望を表現しています。そこへ 日本流行色協会のゼロホワイトも合わせてみました。 いかがでしょうか? 私は「新しい時代への期待感」というイメージが浮かびました。
まとめ
今回の流行色、PANTONEが2色の組み合わせとして発表しましたが、色は組み合わせによって想起させるイメージも多種多様に変化します。流行色の変化と同様に、合わせる色、組み合わせ方も変化して然りです。また、 ゼロホワイト が示すように、近年は「シンプルさ」という価値観が支持を得てきています。
例年にもまして先の読めない2021年、思いや願いも感じるこれらの流行色をぜひ取り入れてみてください。 Webサイトやパンフレット、各種ツール等に取り入れたいといったご相談もお待ちしています。