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サイトマップページって必要?日本を代表する225サイトを調べてみた。
こんにちは、ティウェブインターンの向井あいと申します。
Webサイト内のコンテンツを一覧できるようにまとめた「サイトマップ」。
最近は以前ほど見かけなくなったような気がしませんか?
そこで現状を調べてみようと、インターン仲間で分担して調査してみました。
予備調査
まずは普段よく閲覧しているサイトを対象に、50サイトほど調べてみました。
その結果、半数以上のサイトがサイトマップページを独立したかたちでは用意していませんでした。
ただ、フッター部やナビゲーションがサイトマップの役割を担っているサイトもありました。
そこで、この予備調査を元に、サイトマップについて、
0.サイトマップページがある
独立したページとしてサイトマップがある。
1.フッター部にサイトマップを含む
ページ最下段のフッター部にサイトマップがある。
2.グローバルナビゲーションがサイトマップの役割を果たしている
ナビの各項目をクリックしたりホバーすることで、サイトの全体像が見られる。
3.ハンバーガーメニューがサイトマップの役割を果たしている
「2」に近い形。最近はPCサイトでもよく見られるようになったハンバーガーメニューからサイトの全体像が見られる。
4.その他
上記のいずれにも属さない形だが、サイトマップの役割を果たすものがある。分類不能。
以上、0〜4の5つに分類し、サイトマップを持たない(同様の役割を果たすものもない)サイトを含めて6つの分類項目を用意して本調査に臨みました。
本調査
インターンの瀬筒清華と申します。
予備調査によって大まかな方針が決まったところで、本調査に入ることにしました。
サイトマップとは:サイトの全体像を伝えるため、サイト全体のページ構成をリスト形式で記述したもの。
調査目的:サイトマップの現状を把握することで、トレンドを意識した制作、企画提案に繋げる。
調査対象:日経225銘柄に選ばれている東証一部上場企業225社のコーポレートサイト。
調査対象を日経225銘柄の各社に設定したのは、
・日本を代表する企業であること
・コーポレートサイトに限定することでシンプルな比較を可能にすること
・各社、一定量以上のコンテンツを有すると思われること
・十分なサイト設計の上で制作されていると考えられること
これらが主な理由です。
調査結果
インターンの山下大地と申します。
以下、調査結果です。
・サイトマップの有無(重複無し)
①サイトマップが独立したページとして存在する:190社
②サイトマップと同様の役割を果たすものがある:33社
③サイトマップ(あるいは同様の役割を果たすものも)無し:2社
6つの分類では以下のような数字になりました。(重複有り)
0.サイトマップページがある:190社
1.フッター部にサイトマップを含む:103社
2.グローバルナビゲーションがサイトマップの役割を果たしている:121社
3.ハンバーガーメニューがサイトマップの役割を果たしている:5社
4.その他:7社
5.サイトマップがない(同様の役割を果たすものもない):2社
まとめ
インターンの山下綾加と申します。
およそ85%の企業が独立したサイトマップページを持っており、予備調査時の印象とは大きく異なる結果になりました。
サイトマップの役割を果たすものがあるサイトを含めれば、225社中223社、約99%という結果に。
独立したページを持つと同時に、フッター部やナビゲーションでも一覧できるようにしているサイトが127社と約67%を占め、そのうち77社がフッター部に記載がありました。
サイトマップページを持ち、フッター部にも記載があり、ナビゲーションでも一覧できるサイトも50社ありました。
225社中127社と、全体の約56%のサイトが複数の方法でサイトの全体像をつかめるように作られていました。
また、独立したサイトマップページはもたず、サイトマップと同様の役割を果たすものがあるサイト33社のうちでは、フッター部に記載があるサイトが26社と最多でした。
以上のことから、
・コーポレートサイトにおいて、サイトマップあるいは同等の役割を果たすものは必須
・複数の方法でサイトの全体像を提示することが好ましいと考えられている
・最も多いパターンは、サイトマップページ+フッター部への記載という形式
少なくとも以上のことが言えそうです。
また、今回は有無に焦点を当てた調査のため割愛しますが、サイトマップの見せ方=デザインは各社さまざまでした。
今回サイトマップについての調査を行って、今まであまり意識して見ていなかったサイトマップにもトレンドがあることを学びました
最後までご覧いただきありがとうございました。