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モバイル端末でウェブ閲覧の高速化!AMPについて調べてみました。
こんにちは、ティウェブの佐藤と申します。
iPhoneやAndroidスマートフォンの普及につれ、2016年に登場した「AMP」の重要度が増してきました。
AMPとは「Accelerated Mobile Pages」の略であり、一般に「アンプ」と読まれています。 Google社とTwitter社が共同で立ち上げたプロジェクトで、モバイル端末向けサイトの閲覧を高速化させる仕組みのことです。
モバイル端末での検索結果をご覧ください。通常のリンクと、画像が表示されるものがありますが、いずれも右側に雷マークが表示されているのがAMP対応のしるしです。
上記画像の通り、検索上位をAMP対応サイトが占めています。そんなSEO効果も期待できるAMPについて調べてみました。
AMPを導入するメリット、デメリット
メリット
- 高速表示によりユーザー離脱を防げる
- 画像付きで表示される場合、クリックされやすくなる
- SEO効果が期待できる
デメリット
- できることの制約が多く、デザインや機能が表現しづらい
- 「AMP HTML」という専用のソースコードで記述するため、PC用、スマホ用とページの多重管理が必要になる
- HTMLから「AMP HTML」へと大幅に書き換える必要があるため、コストが大きくなる
AMP対応のページは平均4倍の速度で表示、データ量も約1/10に抑えられます。(出典:Google Japan Blog https://japan.googleblog.com/2016/02/blog-post_25.html)
インターネットを利用する環境はスマートフォンが増えています。モバイルユーザーが高速に表示されるAMPへの対応は、ユーザーにとっても運営者にとってもメリットとなります。
AMPページが直接的にSEOに繋がるわけではありませんが、Googleは2018年3月に正式に「モバイルファースト」を公表していることから、結果的に優位となります。
また検索結果で画像付きで表示されれば目に留まりやすく、高速表示によって快適に閲覧できることから滞在時間や回遊率も上がると考えられます。
さらに今後ユーザーにも「雷マークの付いたサイト」のメリットが知られるようになれば、クリック数も上がるのではないでしょうか。
AMPは手間がかかる?
AMP対応はデザインや機能に制限がある上、導入にも管理にもとても手間がかかります。
「AMP HTML」の仕様に完全に合わせなければならず専用ページを作成することになるため、PC用ページとスマホ用ページの多重管理が必要になります。現行のページに取り入れる場合も、大幅な書き換えが必要です。
ただGoogleは、全体をAMP化する必要はないとしています。デザインや機能が少ないニュース、レシピ、映画情報、製品ページ、レビュー、動画、ブログなどで部分的に実装するのもありでしょう。
(出典:Google ウェブマスター向け公式ブログ https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/09/8-tips-to-amplify-your-clients.html)
ティウェブのサイトでは画像のみ「amp-img」として導入しております。(例:ティウェブWORKS https://www.t-web.co.jp/works/)
AMPを取り入れてみませんか?
AMPはGoogleが進めているプロジェクトですので、当然Google検索に最適な仕様であると言えるでしょう。モバイルユーザーが低ストレスでアクセスできる仕組みであることもまた、ユーザーにとっても運営者にとってもメリットとなるはずです。
現状まだ導入サイトは限られていますが、通常のHTMLからAMP HTMLに自動変換できるようになったり、ひとつのソースでPCにも対応できるようになったりすれば、一気に普及する可能性もあります。
逆に、導入サイトが少ない今だからこそ、導入メリットを最大限享受できるとも言えます。AMPに興味を持たれた方は是非、ティウェブにご相談ください。