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「コンバージョン」の目標数値の考え方

みなさんこんにちは。
ティウェブサポートチームです。

先日、コンバージョンを意識したサイト運営をしていきましょうという記事を掲載しましたが、今回はその次のステップとして「コンバージョンの目標数値の考え方」についてご紹介したいと思います。

先日の記事「コンバージョン」意識していますか?はこちら

先日の記事では、Webサイトのコンバージョンを設定して、コンバージョンを上げるための施策を実施しましょうとお伝えしました。

その次のステップとして意識したいところは、ただ漠然とコンバージョン数やセッション数(訪問数)を上げようと考えるのではなく、目標となる数値を設定しましょうということです。

では、具体的にどのようにしてコンバージョンの目標数値を算出すればよいのでしょうか。

目標となるコンバージョンの数値を算出する方法

今回ご紹介する考え方は、企業の売り上げ目標から逆算して、それに必要なWebサイトのコンバージョン数やセッション数(訪問数)を算出する方法です。
ここでは、Webサイトからの問い合わせをコンバージョンとして、「マーケティングファネル」というビジネスフレームワークをイメージしながら、KGIからKFSKPIを設定してみましょう。

KGIとは
Key Goal Indicatorの略で「重要目標達成指標」を意味します。
”1年後までに企業の月間売り上げを1,000万円にする”などの具体的な事業目標のことです。

KFSとは
Key Factor for Successの略で「重要成功要因」を意味します。
つまり、KGI(事業目標)を達成するための要因です。
KSF(Key Success Factor)と呼ばれることもあります。

KPIとは
Key Performance Indicatorの略で「重要業績評価指標」を意味します。
KGI(事業目標)を達成するために必要な過程の指標のことです。
”コンバージョン(問い合わせ)の月間目標を160件に設定”などがこれにあたります。

売り上げ目標から逆算して考える

株式会社Aという架空の企業を例にご説明します。

株式会社Aは業種がBtoB(取引相手が企業)で、顧客単価が1社あたり50万円/月。
1ヵ月の売り上げ目標が1,000万円とすると、1ヵ月の成約目標は20件となります。
売り上げ目標をKGIとし、そのKGIを達成するために必要な成約の獲得目標をKFSとします。

次に、設定したKFS(1ヵ月の成約目標は20件)から逆算して 必要な Webサイトのコンバージョン数やセッション数(訪問数)を考えていきます。

成約目標20件/月(KFS)
  ↓
「商談での成約率を50%と仮定すると」
  ↓
②20件/月の 成約目標を達成するためには40件/月の商談が必要となります。(KPI)
  ↓
「Webサイトの問い合わせから商談へ発展する商談率を25%と仮定すると」
  ↓
③40件/月の商談目標を達成するためには160件/月のWebサイトでのコンバージョン(問い合わせ)が必要となります。(KPI)
  ↓
「Webサイトのセッション数(訪問数)からのコンバージョン(問い合わせ)率を2%と仮定すると」
  ↓
④160件/月のコンバージョン(問い合わせ)を達成するためには 8,000/月のセッション数(訪問数)が必要となります。(KPI)

この考え方でいくと、株式会社AのKGIを達成するために目標とするWebサイトのコンバージョンの数値は160件/月、セッション(訪問数)の数値は8,000/月になります。

これらの数値を指標として、Webサイトの施策に取り組みましょう。

Webサイトは営業ツールのひとつです

上記は話を単純化するために、問い合わせの入り口をすべてWebサイト経由とし、数あるビジネスフレームワークのひとつにあてはめた例です。
実際のビジネスではもっと複雑な要因が考えられますが、重要なのは方法ではなく、上げたいと考えるコンバージョン数やセッション数(訪問数)に目標となる数値を設定するということです。

企業であれば、それぞれ自社の売り上げに対する目標や考え方を持っていらっしゃると思います。
お持ちのWebサイトも営業ツールのひとつなのですから、目標達成のための指標にWebサイトによるものが入っていないのであれば、ぜひ加えてください。

ティウェブでは、それぞれの企業のお考えに沿った効果的なWebサイト運営をお手伝いいたします。